自分メモ:ろまんす小説備忘録:読書タイムは深夜
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折れた翼

ジュディス・ジェイムズ/扶桑社ロマンス


フランス革命末期のパリ。幼少の頃に娼館に売られたガブリエルは

ある日 可愛がっていた少年ジェイミーが 英国貴族の跡取りで

あることが判明したことにより 少年の身内である伯爵ロスと

妹サラの願いで イングランドへ赴くことになった。

初めて経験する外の世界に戸惑うガブリエルに親切にふるまうサラ。

やがて二人は友情を育むことになったが・・・


長い間 自由を願い 夢見ていたことが現実となったことで

新しい人生を歩むことが可能になったガブリエル。

本を読み 新しい言語を学び 外の世界で生きたいと願い続けていた

彼が 優れた知能を持つ人だとわかるから 新しく眺める世界でも

どんな境遇でも きっと生きて行ける強い人だと感じた。

ただ 信じた人に裏切られ 辱められてきたことで誰かを信じることは

とてつもなく彼の中では難しいことだったように思う。

大切な人 大好きな人を持つことで 弱くなる自分を拒否していた部分も

あると思うけど 生きることは悦びだけど 信じることは難しいのだ。

サラの愛情が無償にあたえられ 彼の心身は安定しはじめていただけに

その後の展開は とても残念だった。

不運が重なり過酷な状況を生きながらえても 彼の心は苦しそうだった。 

生きる場所を探し続け 彷徨った彼が最後に信じたのは愛するサラで

彼女の元に戻ってくれた時には安堵したわけだが・・・

かなりの遠回りだったので 待って待って待ちわびたサラが不憫だったなぁ。

忍耐強く母性が強く彼を癒す 優しい優しい女性。

読み応えある一冊だった。



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サクサク疲れた。休憩。
作家サ行 - trackbacks(0)
ひと芝居

ジョージェット・ヘイヤー/MIRA文庫


ロンドン社交界に突然登場した美貌のメリオット兄妹には秘密があった。

彼らは身を隠すため性別を入れ替え変装した姉弟なのである。

紳士ピーターを装うプルーデンスは 偶然知り合ったサー・アントニーに

気に入られ 社交界の指南役として何かと面倒を見てもらうが 

時々鋭い目で観察されていることに不安を覚えていた・・・。


彼らは詐欺師なのか。役になりきる才能だけでは乗り切れない窮地も

知恵と勇気でかいくぐってきたのだろうなぁ。ユーモア満載である。

兄妹を装った二人はきっと同じくらいの身長だったんだろうね。

やけにスタイルいい女装男子だな。想像すると笑える。髭どうなった?

いつもだったら飄々と社交界の荒波を渡れるはずだったのに・・・

サー・アントニーの鋭い眼差しからは逃げられなかったのである。

男装プルーに心惹かれた自分を もしや自分は男にも惹かれる要素が

少しでもあるのかとか 驚きの展開になっていたら楽しかったのにー。

女装男子ロビン(弟)ちゃんが ケイトという淑女になり 出会ったのは

人騒がせな事件をおこし周囲を混乱させた女相続人レティシア。

あっちも こっちも 恋の予感がいたします。


彼らの変装に深くかかわっている老紳士。

一癖二癖もある人物で 悪知恵というか突飛な思考の持主というか

もう独特な魅力が溢れでていて参りました。

彼らと生きるには 信じられない出来事にも動揺しない心臓と

何でも閃くやわらか〜い脳が必要だろう。そして勇気と決断力?

次々とおこる問題に対処する彼らは強心臓である・・・


老紳士がやっと落ち着く気になってくれ姉弟も安心しているだろうが

きっと今後も周囲を振り回し続けることになるんだろうな。

ロマンスというよりも・・・うーん・ちょっと違う・・・



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V.Dは抹茶チョコをお願いママ。
作家サ行 - trackbacks(0)
夜明けを待ちわびて

J・R・ウォード/MIRA文庫


金融界の寵児ショーンには誰にも言えない過去がある。ある日彼の元に届いた

長く疎遠の父親の死のしらせ。電話の主は父親の家の間借り人で看護師リジー。

亡き父の人柄を讃えるリジーの言葉はきくに耐えない。彼女の狙いは何だ?


三兄弟の次男ショーンは心に傷をかかえている。大人になり成功者になり

それでも彼は実家での記憶に苛まれて苦しんでいるのだ。

虐待被害者の心にのこる恐怖に支配された日々が どれほど長く長く苦しく

恐怖の時間だったのか想像すると心が痛かった。

天使のようなナースのリジーが 成り行きで晩年介護した老人の様子から

虐待加害者の姿を想像することが難しい。気がすむまで弱者に暴力をふるい

アルコールのせいだと言い訳できないほどの苦痛を 三兄弟に与えたことを

老いていく過程で 家族のいない孤独な老後をおくりながら 過去を思い

自分の悪行を反省し後悔していたのだろうか。

リジーとの数年間 老人にとっては疑似家族との幸せな時間だったのかなぁ。

ショーンは過去のトラウマから抜け出す切っ掛けをリジーにより与えられ

父親の死を少しでも哀しむことができたのだろうか。

彼女との出逢いで過去を乗り越えていく予感がする終わりかたに救われた。

彼の兄は弟二人をまもるため犠牲となり一番暴力をふるわれ続けていたから

トラウマはどこまで酷いのだろう 障害を持った三男の現在は

どうなっているのだろう・・・彼らのことがとても気になるのである。



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サクサク サクサクっと



J・R・ウォード - trackbacks(0)
野生の夜に扉をあけて

ローリ・フォスター/ヴィレッジブックス


ジュリー 29歳。今までの裕福ではあるが真面目すぎた人生を捨て

自由を謳歌しはじめた矢先 自宅で見知らぬ男たちに拉致された。

暴力をふるわれ身の危険を感じた その時 目の前に屈強な男が出現。

屈強な男クリントは 今回奪還するターゲットのジュリーを目にして

驚きを隠せなかった。誘拐されたジュリーは教師だが手に負えない男好きで

裕福な伯父に溺愛され我がままな人物だと彼女の婚約者にきいていたからだ。

だが目の前にいる彼女の印象はまるで違う。いわゆる美女ではないが

勇敢で知的 きらめく瞳に魅入ってしまう。あまりにも不可解すぎる展開に 

彼らは事件の黒幕を追跡するために行動をともにすることになり・・・。


あまりの身勝手な奴ら勢揃いにガックリした。

どいつもこいつもジュリーのことを本当に心配してたのかよ おい。

恐怖をうえつけ 痛い目にあわせて いったい誰が得するんだ?

こんな阿呆みたいな計画たてて もし彼女が死んでたらどうすんだ?

あまりにも クソッ と言い過ぎてしまった 驚きの展開だったな。

どんな陰謀に巻き込まれたの 可哀相にって思ってたら

まさかの展開・・・おいおいおい。

ジュリーが強く聡明で心優しい女性だったおかげで

この犯人は生かされたのかも。


どこか怪しいジュリーの婚約者。そしてその愛人。

裏社会を生きる愛人の怖いお兄ちゃん。でもこの人女性に優しいのよ。

心配してるらしいジュリーの裕福な伯父さん。

依頼を受けて 救出に向かった先で酷い仕打ちをうけたジュリーの

お世話をしつつ護衛するクリントとその仲間達。

そして シリーズにも登場した懐かしいジョー。なんとジュリーの友人。

おまけに森で生きるジェイミー・クリード。もじゃもじゃのひげ。

この二人の登場のしかたが派手すぎて笑た。さすがのクリントも驚愕(笑

ジェイミーの謎なぞ言葉に クリントがキィキィ言ってそうだな。

ジェイミーが喋れば喋るほど ニヤニヤ笑いが止まらなくなってきた。ぷっ。

クリントの弱点もなんか人間らしくてねぇ。

ヴィジテーションにまた1人 新たな住人がふえそうじゃないか?

いつものメンバーのからみ具合もよろしくて後半は面白かった。



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さぁ サクサク行きましょう。
ローリー・フォスター( L.L.F ) - trackbacks(0)
シーラの黄金を追って

アイリス・ジョハンセン/ヴィレッジブックス


子供の頃 複顔彫刻家イヴ・ダンカンと刑事ジョー・クインとともに

暮らしていた女子大生ジェーン・マグワイア。ある夜 弟のように

接してきたマイクといる時に何者かに襲撃されたが 彼女は難を逃れた。

突然の出来事に哀しむジェーンの前に 4年前の災いのさなかに出会った

謎の男マーク・トレヴァーが現われ また再び二千年前のナポリに生きた

女優シーラをめぐる陰謀に巻き込まれていることを知った。

ともに行動するうちにジェーンは4年前の彼への想いを再燃させて・・・。


前作『いにしえの夢に囚われて』のトレヴァーとジェーンが再会したのよ。

あれから4年の月日が流れ 大人へと成長しつつあるジェーンを前に

とうとうトレヴァーの熱い想いも解禁なのである。あーよかった。

二人がみている古の過去の夢と それにまつわる謎の解明やら

ただの強欲野郎が犯人なのか ただの狂った趣味人の独占欲なのか

そこまでしてシーラの秘密とお宝を狙う輩の神経がわからんが

昔の遺物に情熱を燃やす者には格別な何かなのだろう。

そのせいで友情よりも金を選んだ裏切り者がいたり 大切な命が失われたり

信頼が育ちはじめていた相手が手のひら返ししたりと衝撃的だったな。

彼らの背中には多大な苦悩がのしかかり二人を追いつめている。

執拗に狙い撃ちしてくる輩もいるし そんなモノのために

生きるか死ぬかなんて酷い話だよ まったく。

トレヴァーにはもっと秘密がありそうだよねぇ・・・.


イヴとジョーは相変わらず頼りになる人たちだけれど

さすがに今回はトレヴァーといるほうが安心だし死ぬ確率は低くなりそう。

トレヴァーの相棒バートレットの存在はいいね。近所のおじちゃんっぽい。

そーしてそして新たな気になる人物登場。ひじょうに気になるねぇ。

マクダフの城主アンガスと彼の使用人ジョック。アンガスがどう絡んでくるか

不思議だったが なるほど そうきたかって・・・。

ジェーンにとっては自分のルーツを知ることができて喜ばしい展開だ。

そして消えてしまったジョック。彼の過去にはかなり複雑な経緯があるし

シリーズの続編にも どこかでジョックが出てくるんだろうかな 楽しみ。



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アイリス・ジョハンセン - trackbacks(0)
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